2024年2月22日木曜日

寺林武洋展 LIFE

先日、発電所美術館で開催している企画展「寺林武洋展 LIFE」を見てきました。絵画教室の生徒さんから「よかったよ」と聞いて、訪れたわけですが、いや、すごい展示を見たなあ、と。寺林さんご本人も公開制作という形で会場にいらっしゃり、いろいろ興味深いお話も聞けました。寺林さんのモチーフと向き合う、生活と向き合う、という姿勢が潔くて。もちろん、それは作品にちゃんと表れている。「時間が足りない」という言葉は、私には眩しすぎたなあ。
自分は「記憶に残る気分」というようなものを描くことが多く、形のないふわっと浮遊したものを捉えようとする作品が多いわけで。寺林さんが向き合う「リアル」はきっぱりとしていて、ふわふわとした自分には気持ちよかったです。ずっとそのままでいてほしい・・・なんて、私が思わなくても、きっとそのまま向き合っていかれるのでしょうね!

2024年2月8日木曜日

懐かしいバイト時間

なんとか無事に富山市洋画作家連盟の総会、懇親会を終え、ウチに帰ってからの急展開・・。家族のコロナ感染が判明し、その夜から介護生活に入りました。自分の仕事の予定とご飯の提供と、どんなスケジュールでやったらいい?というような話です。そして、ドアノブなどを除菌シートで拭きながら生活しつつ、あれ?これ、なんだか無性に懐かしい・・。そう、この作業は私がバイト生活の時にしていた作業と同じです。あまりに懐かしんだせいか、その夜は寝付けないまま、少し眠った間にバイトの夢を見ていました。そんな中、今度は自分自身も体調を崩し。感染はしていませんでしたが、疲労なのか、風邪をひいたようです。とはいえ、年度末の成績処理をいくつか抱え、自分は休めない・・・そう思うほどに、また眠れない、と。
ようやく少し症状も落ち着いた今朝。なんとなくSNSで読んだ奨励会を退会する方のnoteを読みながら、朝から号泣。将棋の世界はわからないなりに、それでも、身近に将棋をやる人がいるせいか、苦悩と魅力は少しわかります。時々、藤井八冠がすごいのもわかるけど、そのお母さんのこれまでの苦労を勝手に想像して、頭が下がったり。奨励会の退会という人生の節目を迎えたわけですが、これまでの濃密な生は、うらやましいくらいのものです。これからの人生も、きっと豊かなものに違いありません。

2023年11月24日金曜日

沁みますね、

風邪が治って、そこからずっとデザインの締め切りにあくせくする日々でしたが、今日はひとつデータ入稿も終わり、いいタイミングで、ギターのコンサートへ行けました。高校の授業でボロボロだった日ということもあり、こういう時に音楽が沁みます。バッハが好きで、いつまででもギターを弾いていられる、という方でしたが、好きなものがあるって、やっぱりいいなあ、と。

2023年11月10日金曜日

ミワさん

個展が終わり、お礼状も早く出したいな、と思ってはいるわけですが、高文展やデザインの締め切りに追われ、風邪をひき・・・なんとか明日は1日お休みが取れます。大事な1日の間に、デザイン案件の仕上げをしなければ!というところです。さて、そんな最近の私を支えるドラマが「ミワさんなりすます」。私自身、なんとなく社会的にアウトローなところを感じるというか、この歳で何をやっているんだ・・みたいなところもあり、泣けるポイントが出てきます。自分が不器用かどうかはわからないし、ミワさんほどの情熱も持ち合わせてないかもしれないけど、でも、私も頑張ろう、と思います。

2023年8月23日水曜日

貧しい芸術家はいません

夏休みに入って、学校の授業がなくなり、部活のみとなった頃から、いよいよ個展の準備を頑張り始めました。結局、お盆頃までギリギリの制作となりましたが、なんとか初日を迎えられ、会期最初の日曜にはコンサートとギャラリートークも。ギャラリートークの少し前くらいから、思いがけず心がざわつく出来事があり、あまり眠れないまま当日を迎えましたが、寝不足の私の目の前には温かいお客さんの顔が・・・。絵画教室の生徒さん、高校の教え子、仕事の取引先の方、高校の先生たち、学生時代の同級生・・みんなと楽しい会話をしながら大笑いする時間を過ごすうちに、映画「バベットの晩餐会」を思い出しました。
最後にバベットは「貧しい芸術家はいません」ということを言いますが、その言葉を、ようやく本当に理解した気持ちに。私には表現したいものがあり、表現する場があり、それを見てくれる人たちがいる。だから、決して貧しくはないのだ、と。みじめになる状況も時にやってきますが、いや、自分はこんなにも豊かなのだと感じました。

2023年4月4日火曜日

やはり、ちょっと・・。

あまり、自分から口には出さなかったんですが、友人から、坂本龍一についてメッセージがきて・・やっぱり、自分はちょっと話したかったのかな、と思いました。
たぶん、一番、坂本龍一を聴いていたのが学生時代から富士通時代ということもあり、なんというか、若くて甘くて苦しい時期というか。「サカモト」と口にしたら、当時のいろんな懐かしい人たちのことを一気に思い出しそうで。そんなセンチメンタルな思いになるのが、自分にとってのサカモトなんでしょうが、もちろん、その音楽に救われて、楽しんだことが一番の思い出です。今でも、たまに、自分の中のベストアルバムって、とか考えたりしているあたり、色あせないというか。また、「音楽図鑑」なのか「スウィート・リベンジ」なのか、ひとりで悩んでみようかな。

2023年1月24日火曜日

寒波

警報級の大寒波ということで、学校も休校になったり、あれこれ落ち着かない1日でした。思えば、2年前の大雪の時はバイトをしていた時期で・・・雪が降ろうが槍や降ろうが!とにかく仕事に行かねばいけない状況でした。そう思えば、今は雪が降れが仕事がなくなり、家でじっとしていればいい・・・ほんとに恵まれた状況になりました。そんなわけで、明日は静かに自宅待機とします。

寺林武洋展 LIFE

先日、発電所美術館で開催している企画展「寺林武洋展 LIFE」を見てきました。絵画教室の生徒さんから「よかったよ」と聞いて、訪れたわけですが、いや、すごい展示を見たなあ、と。寺林さんご本人も公開制作という形で会場にいらっしゃり、いろいろ興味深いお話も聞けました。寺林さんのモチーフ...